GT-Rの高価買取を狙うためのベンチマークとして査定状況をまとめてみた

リセールバリューという観点で見ると、日産車は全体として他社よりも厳しい評価を受ける車種が多いのが現状ですが、GT-Rはその中で例外と言っていいでしょう。

日産車の中でトップクラスのブランド力があり、日本を代表するスポーツカーとしての地位をゆるぎないものにしているGT-Rのリセールバリューはかなり高くなっています。

スカイラインの冠が外れたGT-Rが登場したのが2007年12月ですが、その最も古いモデルの「ベースグレード」の上記査定価格は329万円で、新車価格に対する残存価格率は45％程度あります。
（ちなみにスカイラインGT-RのR32、R33、R34の中古車相場は近年非常に高騰しており、新車価格を超えるような価格になっているケースも多く出てきています。このサイトでまとめているGT-Rの買取相場はトヨタの下取り参考価格をベースにしており、コンサバな価格となっていますが、GT-Rの中古車の希少性、海外でのGT-R中古車需要の強さ等から、GT-Rについても相場は高騰していくと予想されます。）

平成19年式は現在17年落ちという低年式車ですが、このレベルで値が残っているのは他車を見てもそうそうありません。

低年式車でもこれだけの値が残っているのはGT-Rのブランド力もさることながら、ニューモデルが登場する度に新車価格が上がり、新車価格がかなり安い初期モデルの中古車市場における相場が上昇していることが背景にあります。

上記は最廉価グレードの「ベースグレード／ピュアエディション」の査定価格と残存価格率ですが、GT-Rの場合にはこの「ベースグレード／ピュアエディション」の残存価格率が最も高く、基本的に価格の高い上位グレードほど残存価格率が低くなるという傾向になっています。
（年式毎のグレード別査定価格については、下の「GT-Rの買取相場定点観測」でご確認下さい。）

「ベースグレード（ピュアエディション）」が中古車の需給バランスにおいて上位グレードより需要が強いという状況になっていると思われます。

ちなみに中古車市場で最も多く取引されているのが「プレミアムエディション」、ついで「ブラックエディション」ですが、比較的初期の2007-2010年モデルでは「ベースグレード」との査定価格差はそれほどありません。

GT-Rの買取査定においては、他車以上に実車の状態（特に走行距離）によってかなりの査定評価に幅が出ると思いますので、上記はあくまで参考値程度にしかなりませんが、いずれにしてもいい査定評価を引き出せる車種であることは間違いないでしょう。

1. まずこのページ下で紹介しているような無料のサービス（GT-Rの高価買取を狙うためにオススメは「カーセンサー簡単ネット車査定」＝ここは独自のネットワークでGT-Rのようなスポーツカーの査定にも強味あり）を活用して、手間をかけずに多くの業者に査定してもらう。
2. 次にGT-Rに強い買取業者を探して、ピンポイントでその業者に査定してもらう。
3. 1と2で集まった査定価格や信頼性を考慮し、基本的に一番高い査定価格をつけた買取業者にGT-Rを売却する。