平成29年式（7年落ち）ムーヴの買取相場定点観測

【2021年4月時点】
マイナーチェンジ前平成29年式ムーヴの2021年4月時点の下取り参考価格と新車価格からの値落ち率は以下の通りとなっています。

2017年のムーヴの販売台数は前年から38％伸長し14万台強となり、軽乗用車ランキングでは2位となりました。（2017年8月に行われたマイナーチェンジも台数増に寄与しました。）

平成29年式ムーヴは現在7年落ちとなっていますが、まずマイナーチェンジ前の買取相場として上記の査定価格を見てみましょう。

グレードでは最廉価グレードの「L」から最上位の「Xターボ　SAⅡ」まで、査定価格は2WDで36-55万円、4WDで59-78万円、同一グレードの2WDと4WDの査定価格差が22-24万円で4WDの査定価格の高さが目立ちます。

値落ち率は2WDが57-66％程度、4WDが44-49％程度で、わずか7年落ちでここまで値を落としています。

マイナーチェンジ後の同一グレードと比較すると、新車価格は高いにもかかわらず査定価格は低く、値落ち率がかなり高くなっています。

【2021年4月時点】
マイナーチェンジ前平成29年式ムーヴカスタムの2021年4月時点の下取り参考価格と新車価格からの値落ち率は以下の通りとなっています。

マイナーチェンジ前のムーヴカスタムの上記査定価格は、2WDが53-71万円、4WDが75-94万円です。

値落ち率は2WDが54-58％程度、4WDが43-45％程度で、グレード間にあまり差はありません。

ノーマルのムーヴの値落ち率と比較すると、2WD、4WDともに低い傾向にあり、ムーヴカスタムの方が買取に有利でしょう。

【2021年4月時点】
マイナーチェンジ後平成29年式ムーヴの2021年4月時点の下取り参考価格と新車価格からの値落ち率は以下の通りとなっています。

マイナーチェンジによって、スマートアシストⅡ（SAⅡ）はスマートアシストⅢ（SAⅢ）に置き換えられ、グレード体系が整理されグレードが少なくなりました。また装備内容が見直され、新車価格が値下げされました。

このマイナーチェンジ後ムーヴの買取相場ですが、マイナーチェンジ前と比較して値落ち率が下がり、2WDで55-60％程度、4WDで42-44％程度となり、査定価格は2WDで41-56万円、4WDは64-79万円となっています。

現行モデルということで、マイナーチェンジ前よりも高い査定評価が期待できそうです。
（「L」と「X」で比較すると、マイナーチェンジ前より5万円査定評価が上がっています。）

ただし全体として見ると7年落ちの中古車としては結構値を落としていることは変わりありません。

【2021年4月時点】
マイナーチェンジ後平成29年式ムーヴカスタムの2021年4月時点の下取り参考価格と新車価格からの値落ち率は以下の通りとなっています。

マイナーチェンジより3グレードまでグレードが整理されたムーヴカスタムの買取相場ですが、2WDで61-79万円、4WDで80-98万円です。

「カスタムX」のマイナーチェンジ前の査定評価を比較すると、2-5万円上がっています。

マイナーチェンジ前と同じく、ノーマルのムーヴよりも値落ち率は低く、ムーヴカスタムの方が買取で有利と言えます。